『段』の模様は、市松模様を模した柄となっており、また、『段』の名前はハレの日の料理を入れる重箱を由来としております。
重箱の用途として代表的なものとしてお正月に食べる祝い料理のおせちがあります。
おせち料理を重箱に詰め、重ねて用意するのには、「幸せを重ねる」「福を重ねる」という意味で縁起をかつぐためだそうです。
本来は四段重が正式となっていますが、地方や家風によって、五段重が基本の場合もありますし、最近は大家族でなくなり簡便に三段重のところが増えているそうです。
四段が正式とされる理由は、完全な数と言われる「三」の上にもう一段重ねた数だからと言われています。
市松模様は、碁盤目状の格子の目を色違いに並べた模様で、いわゆるチェック柄と同様の模様です。
元々は石畳のような柄だったため、「石畳」と呼ばれていました。江戸時代の中期に、歌舞伎役者がこの模様の袴を着ていたところ大流行し、それ以来、「市松模様」と呼ばれるのが一般的となっています。
市松模様は、その柄が途切れることなく続いていく様から、繁栄の意味が込められています。
それゆえに、子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い模様として沢山の方から好まれてきた模様です。
このことから、2020年の東京オリンピックのエンブレムにも採用されています。
『升』は農民が種まきや収穫量の計測、年貢を納める時など、一年を通じて人々の基準であり、欠かせない物でした。
「ます」という言葉の響きから「増す」「益す」に通じ、「福が増す」「愛が増す」「益々繁盛」など縁起の良い物として考えられるようになり、神様に捧げるお供え物を入れる器としても使われてきました。
現代でもより縁起を担ぎたい時やインテリアとしても升は人気があるようです。
大切な方への贈り物として...
親しい方との記念のお品として...
とっておきの日の終わりに至極のお酒を嗜む酒器として...
日々の安栄・特別な用途にお役立てください。
材質 | 錫 |
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容量 | 140cc |
寸法 | 80×80×47mm |
模様 | 金箔漆調 |
【商品概要】
配送時は木箱に入れ、さらに専用の箱に梱包いたします。 木箱に入れた重さは、675gです。
【取り扱い方法】
金属のため食器洗い機・食器乾燥機、電子レンジでは、使用しないでください。 オーブンに入れたり、直接火にかけたりしないで下さい。冷凍室での保存は避けてください。
【ケアの方法】
ご使用後は柔らかいスポンジに中性洗剤を付け、ぬるま湯で洗い、水分を拭き取って下さい。尚、他の食器などと一緒に洗いますと傷が付く場合がありますので、お避け下さい。
通常では錆付いたり変色することはありませんが、ジュース等の飲料をいれたまま放置しますと表面が変色する事がありますのでご注意ください。
汚れたときは柔らかい布で拭き上げていただくと光沢が戻ります。汚れがひどい場合は、”練り歯磨き”を使用して軽くみがき、その後、ぬるま湯で洗ってください。 タワシや研磨剤の入ったものでみがくとキズが付きますので、使用しないでください。